貴宝山宮寺山王寺は弘仁年間、弘法大師の御開山になるお寺で、当初真言宗に属して健立されたが正徳年間、比叡の高僧であり律僧でもある霊空、玄関の両師が御巡杖されてより天台宗に転宗。以後、日光輪王寺御門跡御末寺としてその教盛をたかめ歴代御門跡の御尊崇を受け上野東比叡御門跡比叡山延暦寺比叡山安楽律寺等、各寺の用務を勤め幕末には延暦寺御末寺となり法燈が受け継がれてきた由緒ある寺院です。
又、明治初期の廃佛毀釈の法難を受けるまで山内には天満宮、山王大権現の御社を奉祀する神宮寺としてその寺格を誇り、通称「宮寺」と言われ、広く一般の参拝を受けた。
御本尊阿弥陀如来は種々な秘話をもって奉案され、今日、衆生済度の御光を放たれている。
この由緒寺院も終戦後無住寺となり荒廃したが、昭和五十年有住寺となり戦争中に供出された梵鐘も新鋳され、現在「天台宗」の寺院として、今日に至っている。
春の彼岸期間中に多くのご参拝をいただきました。深い祈りの時を共に。
境内の新緑撮影スポットを地図付きでご紹介します。
より見やすく、機能的に生まれ変わった新デザインです。